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1392 筧(かけひ) [詩・エッセイ]

 
小説の途中報告です。
最初の予定では300枚くらいにするつもりでしたが、
現在は400枚をこえてしまい500枚くらいになる予定です。
第一稿が完成するのが六月末の予定です。
それから推敲を重ね完成の予定は10月末の予定です。
惚けの始まっているカランコロンと音のする物凄い頭を使ってのもの、
どうなりますことやら??
 苦しみながら楽しんで書いています。
 
 
 
筧(かけひ )
 
ちょろちょろちょろちょろちょろ
ちょろちょろ
でっかい水瓶の中に
筧の樋(とい)から落ちて来る
水の音がする
 
森の中で生れたばかりの
のんびりゆっくり遊びながら流れ
水瓶の中に落ちると
たおやかな
水の生きている音がする
 
遠い空の彼方から落ちてきた雨は
緑の森に降りそそぎ
大地で
水に生まれ変わる
 
その水は
草や木や土や砂や岩の中で
ぐっすり眠ると
清らかな水となり
目が覚めたら湧き水となって小川に流れ
曲がりくねった筧の樋を通り
田圃の畦道をのろのろ通り
段々畑をまたいで通り、
石垣を駆け下り
台所に置いてある大甕の中に落ちて来る
 
ちょろちょろちょろちょろちょろ
ちょろちょろ
妙なる水の音がする
 

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1391 太陽 [詩・エッセイ]

 
 太陽
 
 
そのお腹の中には
しなやかで逞しい
太陽でもすまいたまうのか
日に日に丸くなり
日に日に大きくなる
 
華奢な体の小さなお腹には
少女から
母になるために必要なものが
どっさりと入っているのか
まるで風船のように
今にもはち切れんばかりに膨れたまう
 
その嫋やかなる美しさは
その厳かな佇まいは
とても眩しく
神々しく
 男などは近寄りがたく
ただ ただ 崇め奉るばかりなり
 
命を紡ぐ
不思議な光にみちびかれ
男たちは
彷徨いながら
その後を
はぐれないようについて行く

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1390  恋 [詩・エッセイ]

 

 
男と女の
いっさいの過ちは
ただ
物ごとに深く執着する心そのものにあるという
 
その最たるものは
 
その 恋の不適格者は
地位も
名誉も
富も
捨てることが出来ない人と
 
子供が
 冥途の三途の川の河原に
父や母のために
 小石を積み上げて塔を作ろうとするが
絶えず鬼に崩されてしまうように
女漁りを
くり返し止められない男の人
 
恋をしても
風邪でも引いたくらいに
あっさり
忘れてしまう人もいれば
 
何時までも忘れられないで
想い
悩み
真っ赤に焼けた鉄板の上を
素足で歩くように
のた打ち回り
もがき苦しむ人もいる
 
恋は
足し算でも引き算でも
掛け算でも割り算でも
方程式でもない
 
お隣りのご隠居さんでも
何処かのイカレポンチの薄ら馬鹿の指導者でも
ノーベル賞を受賞した学者でも
 誰にも
解き明かすことの出来ない
 摩訶不思議な
 お化けのようなものである
 
 
 
 
 

 

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