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1468 ゴミ [詩・エッセイ]


「ゴミ」


私は家内と二人だけで暮らしていますが、

ようこんなに溜まるものだと思うくらい、週に何回か出すゴミの量に驚いています。

なるべくごみの量を少なくしようと、

生ゴミは発酵させ畑の肥料にしていますが、

他のゴミの量に比べると、それは微々たるものです。

だけどやっぱり一番多いのは

買い物をしたときに出るプラスチックの容器やケースなどで、

新聞などによると、

何十年後の海には、

魚の量と同じくらいのプラスチック類のゴミが海に漂うと試算しています。

現在を生き居る我々は、

ただのほほんと生きているだけで、

地球に危害を加えあだなしているのかもしれません。


この詩は二十数年前に書いたもので、

産経新聞に掲載されたものですが、

ゴミの問題は、

大自然にとって、地球にとって、

益々大きな問題となり、

我々の生存を脅かすことになるのは間違いのない事実だ思います。


「ゴミ」


風も

太陽も

星も月も

空も雲も虹も

ゴミは出さない


雨や

雪も

河も海も魚も

ゴミは出さない


山も

森も

獣も鳥も虫も

ゴミは出さない


ありのままの天地万物に

無駄なごみなど

何一つない

みんな大切な物ばかり


たった一人だけ

人間だけが

ゴミを出しつづける




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1467 続女郎蜘蛛 [詩・エッセイ]


「続女郎蜘蛛」


あれから一週間くらいして、

私の予言通りタラの木の葉っぱは枯れて落ちてしまっていた。

女郎蜘蛛は、

その蜘蛛の巣はどうなったのであろうと周りを探しても、

蜘蛛の巣を張っていた痕跡すら残ってはいない?

蜘蛛の糸は

一欠けらも残さず回収したのだろうか?

訝しく思いながら小屋の入口の方を見ると、

何と、

女郎蜘蛛の蜘蛛の巣が前よりも大きくなって張り巡らされていた。

その立体的な女郎蜘蛛の巣の真ん中には

一段と大きくなった女郎蜘蛛が仁王立ちになって私を睨んでいる。

倒壊してしまった女郎蜘蛛の住居は

私の仕事場の入口に新築されていたのである。


そこは小屋の入口であり、

肥料などを入れている倉庫に繋がる所でもあり、

非常に迷惑でもあったが、

女郎蜘蛛が同居を望んでいるなら

多少は不便であっても我慢をしようと思った。


私はそれ迄も、

迷い込んだザリガニとも仲良くなり井戸で飼っていたが、

近所で使っている農薬の水が流れ込み死んでしまった。


次に友達になったのがミドリガメであった。

畑を耕していると集団で見つかったミドリガメの卵は七個、

それが全部孵化したので、

底の浅い容器で飼っていたら全員が脱出してしまった。

雨の日、畑の近くの池のほとりを歩いていたら大きなミドリガメに出会った。

それを、雨水がたまるように仕掛けしてある風呂桶で飼っていたら、

それも逃げ出してしまった。

その後、また畑の中でミドリガメの孵化したばかりの赤ちゃんを5匹を見つけ、

深い容器で飼っていたのに逃げられてしまった。

何で、あんなに深い容器から逃げ出せたのだろう?

未だに信じられない思いをしている。

草むらで見つけた正体不明のカメも二匹あり、

合計15匹のカメ全員逃げ出してしまったのである。


女房殿は迷惑だから引越しをしてもらえと言うが、

そんな事情があるので、

去ってしまったミドリガメたちを女々しく恨んではいるが、

少々迷惑はしているものの来る者は拒まず。

女郎蜘蛛と友達になることにしたのである。

女郎蜘蛛にとって、

その新居は一等地で、

小さな羽虫をたくさん捕えている。

今日もアシナガ蜂を網が捕らえ、

しばらくはアシナガ蜂と女郎蜘蛛は格闘していたが、

相手が強くてすぐに離れてしまった。

弱ってから料理をしてやろうと思っているのだろうか?

その前に、

小さな羽虫を器用にぐるぐる巻きにしている。


そんな様子を、

私は30センチくらいな距離から見ているが、

視力の悪い女郎蜘蛛は知らん顔して仕事をする。

私は涎を垂らし、

野良仕事もしないで、

まるで痴漢のように覗き見をしている。

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1466 女郎蜘蛛 [詩・エッセイ]


女郎蜘蛛


畑の小屋に座ってふと空を見上げると

青鷺は羽を軋ませて飛び

天は高く

薄い絹雲がベールのように広がっている

その天と私の間に何かがある

それは

突然現れた女郎蜘蛛の巣だった


主が紡いで張り巡らされた垂直円網の大きな網の住居は

夕陽に照らされて輝き

女郎蜘蛛の主は真ん中で仁王立ちになって

私を睨んでいる



台風20号で吹き飛ばされた作業小屋を一か月近くも掛かって作り上げた

真新しい柱と

割引の100円で買って来たタラの芽を植えたら大木になり

その葉っぱを結んで作られた

女郎蜘蛛の新居であったが、

その葉っぱは

もう枯れ始めていた


真新しい柱は倒れることは無いだろうが

大雨も降れば嵐も来る

それよりも何よりも

タラの木の葉っぱは必ず枯れて地上に落下する宿命にあるというのに

何故にお前は

こんな処に棲み処を作る


そんな小言を言っている私の目の前で

赤蜻蛉が飛んで来て網にかかり

ぐるぐる巻きにして捕らえ得意げな顔をしている

女郎蜘蛛よ

そんなお前なら

タラの木の葉っぱが落ちたとしても

きっと逞しく生きるだろう


もう日が暮れる

また明日

ミスターかミセスかミスかは知らないが

女郎蜘蛛よ

グットラック

幸運を祈る








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1465 九月の空



「九月の空」


向日葵の花も蝉の声も

虚しく

萎び掠れています


あんなに威張っていた夏草も

いまでは

白髪交じりのお行儀のよいお爺さんです


そんなとき

山から吹いてきた風が囁きました

採りたての秋をもって参じましたと


白い雲は空高く

染み入るような青空のキャンパスに

大きな秋を描きました


真っ赤な曼殊沙華の花は

世の中の常識を一切無視するかのように

葉っぱも出さずに

彼岸も忘れずに

いきなり華やかに咲き誇っています


赤蜻蛉は群れて

秋のファッションショーよろしく

華やかに飛び回っています


黄金色に

たわわに実った稲穂は頭をますます低くして

お辞儀をしながら

秋が来たようで御座いますと

ご丁寧なご挨拶です


九月の空は

そんな声で一杯です


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1464 大坂なおみ全米オープンテニス…S・ウイリアムの猛抗議について [詩・エッセイ]


「大坂なおみ全米オープンテニス…S・ウイリアムの猛抗議について」


私も、大坂なおみ全米オープンテニス初制覇を生中継で見ていて狂喜乱舞した一人である。

その人柄も好ましく、

日本の現代女性が忘れてしまったかのような、

控え目で、出しゃばらない奥ゆかしさがあり、

とても素晴らしい女性だと思っている。


その快挙をめぐって、

大多数の人が称賛するのは当たり前のことだと思う。

その中で一つ気になるのが、

元世界ランキングのベストテンに入っていた人たちのコメントである。

その中でも、

いつも勇ましい熱血コメントで人気のある松岡修造氏の言葉である。

松岡修造氏は、

大坂なおみを絶賛する全米オープンテニス初制覇のコメントの中で、

S・ウイリアムズの猛抗議には一言も触れず、

そのS・ウイリアムズが表彰式のとき鳴り止まないブーイングに、

「もうブーイングを止めて」

と言ったことに感激したと言っていたが、

そのブーイングの原因は、

S・ウイリアム本人の品の無い執拗な抗議にあったのである。

その顔は、

まるでトランプ大統領を彷彿させたのは私だけだったのだろうか?

それは同業者であり尊敬している人なのかもしれないが、

日頃歯に衣を着せない言葉で教訓的に喋っている松岡修造氏にしては、

とても違和感のあるコメントであった。

S・ウイリアムの執拗な抗議に対して非難している放送局もあったが、

それには触れたがらない放送局もあった。

トランプ大統領の言動のように、

臭い物には蓋をして

それが当たり前だとでも思っているのだろうか?


熱血的コメントも結構であるが、

私には、底の浅い軽薄なコメントのように聞こえたのである。







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1463 灼熱の作業小屋? [詩・エッセイ]


「灼熱の作業小屋?」


畠の作業小屋が台風20号で見事なくらいぺっちゃんこに全壊してしまった。

15年前にトタンを購入したくらいで、

あとはゴミ捨て場に捨てられていた木材や板で作ったものだったから、

ほとんど費用は掛からなかった。

それにしても、

廃材で作った作業小屋は長持ちしてくれたものである。

感謝している。


あれから15年、

ゴミ捨て場に木材も板も見当たらなくなって久しく、

コメリーで購入した材料費は5万円を遥かにオーバーしてしまった。

その材料を元に、

40度を超える炎天下の下で、

高さ2・5メートル…幅3・6メートル…長さ3メートルの

トタン葺きの作業小屋がほぼ完成して、

後はセメントで足場を固定するだけになっていたのに、

突風にあおられ、

轟音? もろとも、またもや全壊してしまい、

私は下敷きになり、

奇しくも脚立に助けられ怪我をしなかったのがめっけものであった。

それらをすべて解体して、

再度組み立て骨組みだけを完成するのに、

28日より31日までの4日間、

朝の8時より夜の20時までの12時間ぶっ続け、延べ48時間掛って、

それもカンカン照りの灼熱地獄の猛暑の中の作業である。

手伝ってくれたのは、

氷と水と塩、

家内と息子の三人だけの仕事であった。

途中で何度も気分が悪くなり、もはやこれ迄かと思うような事もあったが、

どうにか完成した。


それにしても私の悲劇は、

猪突猛進、

どうにも止まらない、

狂っているのではないかと思うくらいな持って生まれたこの性格、

誕生日が来れば後期高齢者になる身なのである。

まだ自分にはこれだけの力が残っているとも思ったが、

やり遂げた思いよりも、

救いようのない自分の性格に暗澹たる思いがするのである。



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1462 「ノスタルジア物語」の文庫出版化 [詩・エッセイ]


「ノスタルジア物語」の文庫出版化


8月23日幻冬舎よりファックスと担当者より電話があり、

昨年9月幻冬舎より出版した拙著「ノスタルジア物語」の文庫出版の話がありましたので、

その内容を一部抜粋して紹介します。


ー現在刊行中の著者の皆様を対象に、企画編集部販売部において定例の作品評価会議を

行いました。そこで作品のクオリティや読者様・編集部内で評判の良い点を考慮させて

いただきました結果、新たに、幻冬舎ルネッサンス新社「文庫出版」の著作物として御

    著書「ノスタルジア物語」をご推 推させていただくことになりました。                        

以下省略


この一枚目のファックスを見ると、

とても有難く名誉なことだと思って感激したのですが、

このファックスには二枚目があり、

それには文庫本化の製作費が書き込まれていました。

ファックスの一枚目では天国に居るような気分にさせてくれましたが、

二枚目は地獄の底に突き落とされたような気持ちです。

天国に居るような気持にさせてくれただけでもめっけもの、

それだけでも好としなければいけないと

思うことにしました。


「ノスタルジア物語」の発行部数は1000部で、

皆様方のご協力で売れたのが800部だとか、

増刷してくれるのかと思ったら、

増刷は無し、

世の中は、そんなに甘くはないものですね。

それでも懲りずに、

ほぼ壊れかかった頭で妄想を膨らまし、新作「神田神保町」に没頭中です。

この病気、

死ななきゃ治らないのかも?



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1461 お伽噺のような話し [詩・エッセイ]


「お伽噺のような話し」


山口の不明二歳児

藤本理稀(よしき)ちゃんの救出劇は、

まるでお伽噺のような心あたたまる話であった。


理稀ちゃんを名推理で探し当てた尾畠春夫さんの絵になるキャラクターが素晴らしい。

尾畠春夫さんの体の中からほとばしり出るような、

とても謙虚で、素朴で、純朴な心映えに心打たれる。

インタビューされている尾畠春夫さんの小指にトンボがとまったのには驚いてしまったが、

あれは八百万の神々の祝福だと思った。


理稀ちゃんも素敵な二歳児である。

例年にない猛暑の真っただ中の真夏の三日間を、

たった一人で大冒険をやって

無事に生還してくれるなんて英雄にしか出来ない快挙である。

海水浴に行く途中、

「お母さんがいないから帰る」

と言って

お兄ちゃんや曽祖父と別れて一人で帰った。

その時

理稀ちゃんは急に

お母さんにあいたくなったのであろう。

齢を重ねているわたしにも思い当たるところがある。


人々の善意と優しさが、

この世知辛い荒んでしまった社会に

一陣の涼風が吹いて

爽やかな気持ちにしてくれたのだと思った。


このお話は、

お伽噺よりもお伽噺的である。





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1460 このごろ [詩・エッセイ]


このごろ


このごろ

こころ乱れてなりません


見るもの

聞くもの

読むもの

なにもかもが勝手に

わたしの体のなかに入り込んで

傍若無人に暴れまわり

そっとそのままにしてほしいものや

触れてほしくないものまで触るから

怒りや

憎しみや

哀しさが込み上げてきて

涙こぼれます


静かに

穏やかに

あるがままに暮らしたいと願っているのに

こころ乱れる

今日このごろです




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1459  朱の門 [詩・エッセイ]


「朱の門」


大自然の中にある畑に行くと、

年に何回も観ることが出来ない奇跡のような光景に巡り合うことがある。

その日の畑も、

カラカラに乾いた畑の表面温度は50度を超えていた。

西の空が茜色に染まる頃になると

風は息を吹き返し

汗みずくの体に心地よい風を吹きかけてくれる。

ふと何気なく土手の方を見上げると、

鮮やか過ぎる

朱の門が突然現れた。


その門は、

真っ赤な色というよりは、

鮮やかな朱の門であった。

私は流れ落ちる汗を拭うのも忘れ奇跡のような光景に見惚れていた。


私は夢を見ているのだろうかと思い、

吾が鼻を抓んでみたが、

抓めば息が苦しく夢ではなかった。

それを確かめるべく近寄れば朱の門は消え、

先ほどいたところに戻ると

朱の門は現れる。


朱の門は竹の櫓を組んだものの一部に

夕陽が当たり

朱の門に見えたものであった。


朱の門、

この世の中にはこんな朱があることを教えてくれる

それは奇跡のような光景であった。





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