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1438  おまじない [詩・エッセイ]


「おまじない」


母は、若いお母さんに抱かれた赤ちゃんのぷよぷよとした紅葉のような小さな掌に、

筆にたっぷりと墨をふくませると、

呪文のような台詞を唱えながら文字のようなものを書いていた。

赤ちゃんは、

それがくすぐったいのかキャッキャー、キャッキャー笑っていた。

それはありふれた光景だと思っていたが、

今から考えると、

不思議な光景であったかもしれない。


そのお呪いは赤ちゃんの癇の虫を治すお呪いだった。

母には、

そんな霊能者のような力が有ったのであろうか?

遠いところから赤ちゃんを抱いて母を訪ねて来る若いお母さんが引きも切らず後を絶たなかった。


お呪いの効能がある時は、

赤ちゃんの小さな爪の間から産毛のようなものが生えて来るのを私も見たことがある。

科学万能の今の時代から考えると笑われてしまうが、

あれは夢幻だったのであろうか?


だけど、私は確かに見たのである。

母は霊力が失われるからと言ってお金は一切もらわなかった。


母が何故そんな事を始めたのか、

その経緯も知らない。










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1437 本は読まれなければただの紙切れです。 [詩・エッセイ]


本は人に読まれなければ本ではありません。

ただの紙切れです。


これまでに数冊の本を上梓し沢山の人に読んでもらいましたが、

実力不足と不運が重なり思惑通りには売れませんでした。

どんなに高い志を持って本を書いても、


本は、

人に読まれなければ本ではありません。

ただの紙切れです。


この本「ノスタルジア物語」は先月出版され、

たくさんの人たちから手紙やブログで書評や感想が寄せられました。

その中で最も嬉しい電話を10月18日の午後、

この物語の発端となる高知県宿毛市の本屋さん、

正確に云うと、もう本屋さんを廃業された私と同年代の方から戴きました。

「本は一日で読んでしまった。

最近小説は読んでいなかったが、とても面白かったので久々に一気に読んでしまったが、

この本は面白い、絶対に売れる」

と言ってくださいました。

この文言は正確ではないかもしれませんが、

その有難い電話に長い時間話し込んでしまいました。

たった一言苦言もありました。

賢太の両親である政五郎と繭が宿毛から大洲に汽車で駆け落ちをしますが、

その当時、宿毛と大洲の間は汽車は開通していなかったそうです。

幸運にも重版が叶った暁には訂正したいと思っております。


私は今、次の一冊に繋がるように、

一人でも多くの人たちに読んでもらおうと悪戦苦闘しながらも頑張っております。

どうか皆さんもご協力のほど宜しくお願い申し上げます。


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1436 最初のレビューを書き込んでくれませんか? [詩・エッセイ]


「お願い」


「ノスタルジア物語」が発売されてから三週間が経過しましたが、

ブログやお手紙ではたくさん感想を頂いておるのですが、

AMAZONのカスタマーレビュー(書評)の書き込みは残念ながら、

まだ一件もありません。

著者がやらせのようなことを言ってはいけないのですが、

大勢の方々に、

この本「ノスタルジア物語」を知って頂きたくて恥も外聞もかなぐり捨ててお願いします。

面白くないでも、退屈だでもよいのです。

AMAZONのカスタマーレビューに、

誰でもよいのです。

最初のレビューを書き込んで下さいませんか。

まだまだ書きたいから、

この戦いに負けるわけにはいかないのです。

勝手で厚かましいお願いですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。



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1435 自画像大公開??? [詩・エッセイ]

                        

                           「約束」

                    「約束」という自伝的小説、拝見させて頂き

                 ました。

                  病床のお父様が膝の上に"僕"をのせて、

                 男と男の約束だから、と言い聞かせるくだり

                 に、昔の父親はなんと偉かったのだろうと、

                 大感動をいたしました。あの頃は、大人も子

                 供も、人間としての立派さを具えていました

                 ね。生きていく上で味わわねばならぬ"切な

                 さ"というものがあって、それが心を美しく

                 研ぎ上げてくれた。そのように思います。


                                       新川和江

                           詩人(産経新聞朝の詩の選者)

                           著者に送られた書翰の抜粋より



「自画像(写真)大公開・・・著者インタビュー


本の売れ行きが悪くなるから絶対にやめろと言う家内の反対を押し切り、

自画像を大公開する事にしました。

幻冬舎ルネッサンス新社のホームページの著者インタビューはすでにブログで公開していますが、

あらたな場所で、あらたな衣装を纏い飾られると、

また違った印象を与えるものかもしれません。

私の顔を見て気分が悪くならないことを切に願っております。


幻冬舎ルネッサンス新社のホームページの

著者インタビューの欄を押して下さい。




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1434 「ノスタルジア物語」の著者インタビュー [詩・エッセイ]


  本日10月3日幻冬舎より著者インタビューを受けましたので、

  近々、幻冬舎ルネッサンス新社のホームページにインタビュー記事が掲載されますので、

  逸早く、その前に、ここに掲載しますので、

  ホームページ共々ご覧いただければ嬉しいです。



  「幻冬舎ルネッサンス著者インタビュー」


  お名前:山本福敏

  作品名:ノスタルジア物語

  発売日:2017年9月22日

  幻冬舎ルネッサンス新社担当者:福島芽生


(1)出版のきっかけ、目的

  若い男と女の愛の形は、いつの時代でも、その時代とともに違うものですが、戦後間も

  ない半世紀前の私たちの青春時代には、確かにあったはずの、純愛とか、純潔という

  言葉は、もはや死語になってしまいました。

  私は七十三歳を数え、パソコンもスマホにも、どうしても馴染めない典型的なアナログ

  人間である私は、この時代に取り残されてしまったような閉塞感と孤独を感じてしまう

  ことがあります。

  今の時代には今の時代の愛があるように、あの時代にも、あの時代の愛があったことを、

  小説という形あるものにして記憶しておきたいと思ったのです。


(2)ご出版前後の変化(ご自身の気持ちの変化や、ご家族、知人の反応など)

  この小説を書くきっかけになったのは、脳神経外科医に私の頭の中には隙間があると

  言われたことでした。たしかに隙間は無くなったとも言えないし、悪くなったとも言えない

  のですが、額に汗して鍬で畑を耕し季節の野菜を作りながら寝る間を惜しんで、この小

  説を書いている間は肉体的苦痛は差し置いて、とても充実したものになり、老いぼれて

  しまったこの歳になっても、生きている歓びを感じさせてくれる時間になってくれたのは

  望外な幸福でありました。

  私の家族は、私が小説を書いていることに嫌悪を持つでもなく、経済的には援助してく

  れた家内も子供も、兄弟や親戚を含めて私の書く小説にはまったくといってよいほど無

  関心で興味を持ってくれなかったのは寂しくもありましたが、それはそれでかえって小気

  味好いほどのものでした。

  それとは逆に、影になり、日向になり、応援してくれたのが二人の友人だったのは有難い

  ことでした。


(3)出版社、編集者とのやりとりで印象深かったこと

  私の齟齬をきたしたような支離滅裂で丼勘定的文章には、歳月や年齢の間違ったものが

  たくさんあり、誤字脱字を含め、これがプロの仕事だと感心させられました。

  原稿が膨らみ契約枚数よりも遥かにオーバーしてしまい、校正を見直し省略するように言

  われたのに我が儘を通してもらったのと、確認するだけだと言われていた確認稿にも、たく

  さんの追加文章を書き込んでしまい編集担当者に怒られてしまったのに、そのすべての文

  章が活字になっていたのには感動してしまいました。


(4)自著の紹介(原稿にちりばめたこだわり、制作秘話など)

  この小説は、二つの初恋で構成されています。

  一つは賢太と響子の初恋であり、もう一つは父の政五郎と母の繭の初恋の物語でもあるの

  です。

  二つの初恋が道なき鋳薔薇の道に道を造り、愛を育みながら大いなる人生を築いて行くの

  です。

  この初恋の物語は、普通の小説のように類型的、定型的な型に嵌った小説とは違い、その

  ストーリーとは関係なく? 「詩」があったり、「箴言」があったりと無茶苦茶かもしれませんが、

  手塚治虫の作品に息抜きとして登場する、マスコットキャラクターの「ヒョウタンツギ」のような

  存在として読んでほしいのです。

  文豪と言われている人たちは、文章を削りに削って、スッキリとした飲み口の中にもキレを強

  調した芳醇な香りとコクを醸し出す純米大吟醸酒を作る酒米のようにみがきますが、私の文

  章は、  校正すれば校正するほど太くなり豚になってしまうのは、文才の無いあかしであると

  反省をしています。

  この小説は癒しの物語です。

  この小説は、ほのぼのとした父と母と子の織りなす家族愛の物語です。

  この小説は、故郷を遠く離れて暮らす人たちに、故郷を知らない人たちに、心がボロボロにな

  り石になってしまった人たちに、生きるのが辛くなり切なくなってしまった人たちに読んでほしい

  と願っています。

  最後に、産経新聞で[朝の詩]の選者をされている詩人の新川和江先生より頂いた書翰の抜

  粋から、


  「約束」という自伝的小説、拝見させて頂

  きました。

  病床のお父様が膝の上に"僕"をのせて、

  男と男の約束だから、と言い聞かせるくだり

  に、昔の父親はなんと偉かったのだろうと、

  大感動を致しました。あの頃は、大人も子

  供も、人間としての立派さを具えていました

  ね。生きていく上で味わわねばならぬ"切な

  さ"というものがあって、それが心を美しく

  研ぎ上げてくれた。そのように思います。


                    新川和江

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